時々全てから逃げ出したくなる

女性の貧困社会における50代男性の役割

シングルマザーや高齢者の貧困について、私たちは毎日のように目にします。なかでも、独身女性の貧困は、どうしても見逃されがちなのですが大きな問題になっているのです。

こうした理不尽な人生を送らざるを得ない女性の為に、50代の男性はぜひ逃げ道になってあげて欲しいと思います。

人間というのは、先に希望が見えたら、もう少しがんばれるようになります。その手助けをしてあげるのが、50代を過ぎたの男性の役割になっている気がするのです。

社会が経済力を持つ男性を必要としている

「女はいいよ、結婚すればなんとかなる」

昔は、社会全体からそう思われていました。もちろん男性や、当の女性たちでさえそう思っていたのですが、今の時代には、どうにもならないのが現状なのです。

そもそも、結婚したって相手に安定収入があるとは限りません。相手の会社が倒産することもあり得る。不仲になって離婚することもたくさんあります。現代社会は何かをきっかけに、道から転げ落ちてしまうのです。

現代において、女性が誰かに頼って生きていこうとするのは、自分ひとりでがんばって生きていくより、かなりリスクが高くなっているといっていいでしょう。

そして、今の世の中には、どうにもならなくなった女性達が溢れてしまっているのです。

道を外れてしまった女性達

今のこの国では、一度「正社員」の道をはずれると、安定収入は得にくくなります。自分のせいでなくても、道をはずれざるを得ない人もいます。

そんな社会の荒波の中で、つつましく生きている女性たちが沢山います。それこそ、「地べたを這いずり回っているような生活」を強いられている女性たちです。

介護に追われたり、離婚したりした場合、公営住宅で親とふたり暮らしとか、親子でつつましやかに暮らしている女性は、増える一方なのです。

しかし、その反面、収入を得る道はかなり厳しくなっています。

今は、アルバイトも、なかなか長時間できません。

これは、制度の問題で、企業は、社会保険などの負担を減らすために、勤務時間を制限します。そのため、一カ所の仕事だけでは、生きていくだけの収入が得にくいのです。

多くの女性が、二つ以上の仕事をかけもちしています。午前中は弁当屋、午後から夜はファミレスなんてのは、ざらにあるのです。

しかし、それだけ働いても、手取り15万にもなりません。家賃と光熱費を払ったら、公営住宅と言っても、切りつめてなんとか食べていける程度です。

逃げ場所になってあげればいい

こうした生活を、先の見えないまま続けていると、
「いつまでこんな生活が続くんだろう」
そう思うと、本当に体だけじゃなくて、気持ちが疲れてしまうのです。

そんな状況に置かれた女性たちは、
「ときどき、すべてから逃げ出したくなる」
そう感じているのです。

もちろん、実際にすべてを捨てる女性は稀ですが、それにしても現実があまりにも厳しすぎるのです。そんな感情を押し殺して、一生懸命働いている女性を想像する度に、胸が痛くなります。

多くの女性が頼れる人を求めている

日常生活を送るだけ手一杯。体が重くてもだるくても、仕事に行かなければ食べられない。かといって頼る人もいないし、息抜きできるほどのお金もない。

一度、道から外れてしまった女性にとっては、自分が辞めたくて仕事を辞めたわけじゃないけど、おそらく正社員に復帰することはほとんど無理なのです。

さらに、結婚はおろか、恋愛すらできない環境に置かれた女性が多くいます。倫理的な善悪ではなく、もはや、社会の仕組みそのものが壊れてしまっているのです。

それが今の日本なのです。

そんな生活を強いられている理不尽な人生を送らざるを得ない女性の為に、50代の男性はぜひ逃げ道になってあげて欲しいと思います。

人間というのは、先に希望が見えたら、もう少しがんばれるようになります。その手助けをしてあげるのが、50代の男性の役割になっている気がします。

もちろん、その為には、男性は経済力をつけ、多くの問題を受け止める度量を持つ必要があります。しかし、それは、男としてのあたりまえの義務だと思うのです。

男は女性の為に、強くならなければいけない。そんな基本的なことが出来ていないのが今の社会なのです。

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